
当時は毎日視界に入っていたはずのこの神社。
とはいえ
訪れたのは年に一度の古本市の時くらいだったと記憶しています。
母親の親友から、
「節分前に穴八幡に行くといい」という話を聞いたのが二日前。
相変わらずざっくりですが
でも節分前に耳にしたということは行きなさいということでしょう?
行ってまいりました。

節分前にこれを読んだ方も何かのご縁。
よろしければぜひ。
露店がこんなに出ていたのですね。

さすがに少なくなってきているとはいえ、まだまだの賑わいです。
とはいうものの
大勢詰めかける参拝客の中に、学生はあまりいないようです。
素通りしていたのは当時の私も同じ。
悩みがなかったとは決して言いませんけれど、今思えば、
「大学生」の印籠片手に本当に好き勝手に暮らしていたものだと改めて◎
でもそうして「一生のもの」を手に入れたのもこの時代。
そんな時代もありですよね。
さてさてこの穴八幡宮
長い列を作ってまでも皆さんが参拝される大きな理由はこちら

そう、冬至から節分までの間のみ手に入るお守り。
「一陽来復」
お部屋に祀る際、
定められた日時(冬至、大晦日、節分の内の都合のいい日の夜中の十二時)に
定められた方向(吉報)に貼るとご利益があるというのです。

では「一陽来復」とはなんでしょう?
冬が終わり春が来ること。新年が来ること。
また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。
陰の気がきわまって陽の気にかえる意から。 なのですって。
すてきでしょ?
早速いただきました。

追伸:
実はお隣の放生寺でも同じ名前のお札を授かることができます。
厳密に言えば一文字違いの「一陽来福」お守り。
まがい物なのでは?という意見も聞きますが
そんなわざわざ隣り合ったお寺と神社でそんなことはしないでしょう?
他にも雄と雌なんて話もあるのだとか。
折角なので調べてみました。
江戸時代、この二つは神仏習合により一つの敷地にお祀りされていたのだそうです。
ところが明治維新後の神仏分離により寺社を分割し現在に至っている。
お寺の一陽来福のお守りも分割する以前から授与していた。 のだとか。
へぇー
こうなるとどちらを頂いていいのかわからなくなりますよね。
もやっとして帰るのを避けるべく
勇気をだしてお寺の方にお伺いに行きました。
するとなんと
「一陽来復」と「一陽来福」をこの順に上下に厚紙に貼り付け、
定められた日時に吉報に向かって祀る、と、
福がさらに往復してくれるのですって◎
お寺の方曰く
「神様と仏様がお守りのことでいがみ合うなんてことはないんですよ」
と。
なるほど。それはそうですよね。
それでは人間ですものね。
では◎私はダブルでお願いします◎
すっきり。
節分までもう少し。
もしかしたら週末は大賑わいかもしれませんけれど
もしタイミングが合えばぜひ。
えつ