◎ 第82回アカデミー賞授賞式 ◎
控えめにしていた一昨年昨年と比べて今年は華やかになると聞いていましたけれど、
そんなに差がなかったような気がしませんでした?
むしろミュージカルスターでもあるヒュージャックマンが司会者だった前回と比べるとパフォーマンスは少なかったのではないかしら。
とはいえ やっぱり今年の司会
スティーブマーティン(3回目)
(「恋するベーカリー」「ハウスシッター」←love this!「愛しのロクサーヌ」他 )と


アレック・ボールドウィン
(「恋するベーカリー」「私の中のあなた」「グッド・シェパード」、「30 Rock」TV他)



大スターの素のキャラクターや友人関係を垣間見られるのもこのショーの楽しみの一つ。
では今日はアカデミー賞についてたっぷりと♪ えつ
※ 結果については映画のページをどうぞ。
個人的にはアカデミー賞で楽しみなのは
誰が獲るかではなく、プレゼンター&受賞者のコメントです♪♪
特に候補者ひとりにひとりずつプレゼンターがつくのが主演女優賞と主演男優賞。
(今年は助演にはつかなかったのですね...)
例えていうなら結婚式の友人スピーチでしょうか。
友人の結婚相手のことって、そんなには詳しく知らない場合がほとんどでしょ。
でもそのお相手の、友人のスピーチをきくとね
あー こんなともだちがいるなら大丈夫。安心して任せられるって思うのです。
で、(笑)
そんなプレゼンターのことばが主演女優・男優賞受賞式の一番の楽しみ。
これはほんとに、プレゼンターのセンスが問われる数分間です。
そして皆本当に友人・仕事仲間であるノミニーズ(候補者)を褒めるのがうまいうまい。
役者への褒め言葉なんてそんなにあるものじゃないのに、誰一人かぶることなく、候補者の人柄をユーモアを交えながら賞賛するでしょ。
かつ、そこにはちゃんと愛も見えたりして♪
今回のベストプレゼンター(勝手ですが)はプレシャスのギャビーを讃えたオフラ・ウィンフリー!
堂々とした姿はさすが才女。アメリカンドリーム(ハリウッドファンタジー)を盛り込んだスピーチには思わず涙してしまいました。



メリルストリープを讃えたスタンリー・トゥーチのプレゼンもとてもよかったです。
助演男優賞候補になったラブリー・ボーンの役は褒めたくないくらい怖かったのですが(笑)
『Julie&Julia』 でとてもキュートなだんなさまを演じた彼の方を思い出させるキュートなプレゼンでした。
受賞スピーチも毎年話題になりますよね。
そこで口にしたことはオスカーが続く限り繰り返しいわれてしまうことになったり。
昨年のケイト・ウィンスレッド(『愛を読む人』)は彼女の飾らないところが出ていて好感度抜群でしたけれど、今年のベスト(勝手ですが)はやはりサンドラ・ブロック(『しあわせの隠れ場所』)です◎
かっこよかった!
心の強い女性を演じることがとても多いサンドラですけれど、
あれは彼女自身がいつもそうあろうとしているからなのではないかと思えるスピーチでした。
メリルに一声かけてから舞台に上がり、落ち着いた様子で他の4人をひとりずつ心から讃え、メリルへのフォローもスマート続け、作品に絡めながら家族に感謝しようとしたところでこらえられない感情の波がやってきつつも感傷的にならないようジョークを入れてまとめる。 すてきでした!

授賞式後の舞台裏のコメントも、自分に本当の芝居の仕方を教えてくれた大学の教授への御礼をまずいっていたりと、プロ意識の高さもすばらしい。
彼女の作品を端から見直したくなります。

授賞式後といえば長編アニメ賞を受賞したピート・ドクター(『カールじいさんの空飛ぶ家』)もよかったですね。
何年も前、映画の世界に入るためにホームタウンのミネソタを出て行くとき、友達のひとりがアカデミー賞を獲ったらつけてほしいとカフスをくれたのだそうです(!)
もちろん手首にはそのカフス。なんてすてきな友人!
ふー。きりがないのでこのへんで(笑)
あー楽しかった◎ 来年もたのしみです。 えつ